センター試験の目標を設定するときに、平均点と偏差値のことを十分理解しておく必要があります。そこで、今回は夏休み前の特別講義としてセンター試験の平均点と偏差値についてご紹介しましょう。
センター試験など多数の生徒が記録するテストの得点データ、経済指標など調査や測定によって得られたデータの集合を評価判断する場合に用いられるのが『平均点』と『偏差値』です。
[平均点]
平均点を求める場合、全ての得点を加えて総人数で割って求めますが、この方法は「算術平均」と呼ばれています。
(※ これ以外にも「幾何平均」、「調和平均」がありますが、通常「平均」と言えば算術平均の事を意味します。幾何平均は比率の平均を算出したいとき、対数正規分布の中心を求めるとき、細菌増殖時の平均算出などに、調和平均は逆数に意味のある変数の平均値を求めたいときに用いられます)
平均点はデータ集団の構造を表すのに便利なベンチマークですが、同じ平均点の場合でも、そのデータ分布状態がまるで違う場合には、平均点とは別にデータ集団の分布のバラツキを表すベンチマークと併せて評価しなければ集団の構造を把握することはできません。
[偏差値]
個々のデータから平均点を引いたものを「偏差」と呼びます。この全てのデータの偏差の2乗の総和は、分布のバラツキ具合を表すことができますが、この総和をデータの総個数nで割ると「分散」というものが得られます。
このようにしてセンター試験などの得点データは、平均点と偏差値というベンチマークによって分析されます。平均点と偏差値をきちんと把握することで、自分の学力が全体の中でどの辺りにいるかということが把握出来ます。